ニュートロ社が製造している「シュプレモ」と「ワイルドレシピ」。
この2つのシリーズについては、ペットショップで見たときから気になっていました。
今回、サンプルと現品を取り寄せて調べてみましたので、詳しく解説いたします(ง •̀ω•́)
もくじ
シュプレモとワイルドレシピの違いは、穀物の有無
まずこの「シュプレモ」と「ワイルドレシピ」を製造しているのは、アメリカのニュートロという会社になります。
この2つのシリーズの他に、「ナチュラルチョイス」という3つのシリーズが展開されています。
そして、シュプレモとワイルドレシピの違いをざっくりいうと、穀物が入っているかです。
ニュートロ社は歴史が古い会社で、1924年からドックフード製造を手掛けているそうです。
犬の健康を考えて、素材や品質にこだわったプレミアムフードを提供しています。
ニュートロ社「シュプレモ」の特徴
シュプレモは自然素材をブレンドしたドッグフード
シュプレモシリーズには、ドライフードとウェットフードがあります。
それぞれ、子犬用・成犬用・シニア犬用・体重管理用と、食べるフードが分かれています。
トイプードルに適しているシュプレモのドライフードは、
- 子犬用
- 超小型犬成犬用(4kg以下)
- 小型犬成犬用
- 超小型犬〜小型犬シニア用
- 超小型犬〜小型犬体重管理用
ちなみに、「超小型犬用」と「小型犬用」って、どれくらいの大きさが境界線?
調べてみたところ、「4キロ」が境目でした。
うちのくーは3.3kgですので、「超小型犬」というくくりになります。
実際に「超小型犬用」と「小型犬用」の粒を比べてみた所、超小型犬の方が明らかに小さかったです。
※クリックで大きくなります
左から、シュプレモ「超小型犬」、シュプレモ「小型犬」、ワイルドレシピと並んでいます。
大きさを測ってみたところ、
・シュプレモ「超小型犬」・・・7ミリ×3ミリ×厚さ5ミリ
・シュプレモ「小型犬」・・・10ミリ×6ミリ×厚さ5ミリ
・ワイルドレシピ・・・10ミリ×10ミリ×厚さ3ミリ
真上から見ると、シュプレモは楕円の形に対して、ワイルドレシピはまんまるで、薄っぺらいです。
3〜4キロくらいで、どちらを選んだら良いか迷う場合には、
少食な子は食べやすいように「超小型犬用」、たくさん食べる子はよく噛むように「小型犬用」を選ぶとよいかも。
しかしうちのくーは、体重的には「超小型犬用」なんですが、「超小型犬用」だと噛まずに丸呑みしてしまっていました。
なので食べ方をよく見て選んでください。
ここではシュプレモを代表して、「超小型犬成犬用」の栄養素を見ていきたいと思います。
シュプレモ 超小型犬・成犬用のドライフードの原材料・栄養素
・チキン生肉
・乾燥チキン
・玄米
・粗挽き米
・乾燥ラム肉
・鶏脂*
・ビートパルプ()
・米糠
・乾燥サーモン
・タンパク加水分解物()
・オーツ麦
・ひまわり油*
・亜麻仁
・乾燥卵
・トマト
・ザクロ
・ブルーベリー
・クランベリー
・パンプキン
・ホウレン草
・ニンジン
・ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、β-カロテン、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)
・ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)
・アミノ酸類(L-カルニチン、メチオニン)
・酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
・緑茶抽出物
・スペアミント抽出物
*ミックストコフェロールで保存
※ビートパルプについてはこちら⇒【コレだけは覚えて!】ドッグフードに入っている危険な添加物の名称。
引用:http://www.nutro.jp/products/supremo/xsmall_breed_adult/
※()・・悪いとまではいえないが、あまり好ましくないもの
※()・・好ましくないもの
全体的に見ると、原材料でNG食材が少ないので、よいフードに見えます。
お野菜やフルーツを使っている所も、良いですね!
*シュプレモは安いドッグフードにありがちの、トウモロコシなどの穀物がメインのドッグフードではなく、
お肉がメインで、補助的に良質な穀物を使用しているので、穀物が入っていますがNG食材にはしませんでした。
酸化防止剤に、ミックストコフェロールとローズマリー抽出物が使われていますが、
ミックストコフェロールは、人工のものではなく天然の酸化防止剤になりますのでこれもOKです。
酸化防止剤には、天然のものと合成のもの(人工的につくられたもの)がある
参考:【コレだけは覚えて!】ドッグフードに入っている危険な添加物の名称。
カナガンやシュプレモで使用されている酸化防止剤は、天然のものです。
それに対して、BHAやBHTというのは合成(人工的につくられたもの)ですので、
天然のものに比べると好ましくないです。
特にBHAというのは、発がん性があるとも言われているため、
「これくらいなら安心」と言われても、私は絶対に取り入れたくないです。
シュプレモのビートパルプは気になる
シュプレモの原材料にある「ビートパルプ」はやっぱりひっかかります。
これは簡単にいうと、カサ増しで使われているのですが、
栄養のないものなのでうんちが多くなることと、うんちが固くなる傾向にあります。
「かたい良いうんちになった♪」と勘違いしてしまう飼い主さんもいるくらいなのですが、
本来うんちは、バナナうんちが良いうんちです。
栄養が無いので入れる必要はないし、便秘になる原因にもなりますので、できれば避けたい材料です。
タンパク加水分解物は、人間のカップ麺などにも入っているものですが、
「うまみ成分」で食いつきUPのために入れていると考えられます。
ニュートロ社「ワイルドレシピ」の特徴
ワイルドレシピは、2016年に発売されたばかりのシリーズ
ワイルドレシピは、日本で2016年に販売されたドッグフードです。
ニュートロ社のドックフードは、シリーズごとにコンセプトがあり、
この「ワイルドレシピ」は、犬がもともと食べていた主食「肉」に注目して作った商品です。
具体的には、主原料に高品質な肉を使い、アレルギーの原因と言われている穀物を使わず、
通常のドックフードに比べて高タンパクなドックフードになります。
ワイルドレシピの商品展開は、今のところドライフードのみです。
まだ発売されたばかりのシリーズなので、おいおいウェットフードも出てくるかもしれませんが、
現時点ではドライフードだけになります。
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2018年1月追記:現在は、ウェットフードも展開してます!
ただワイルドレシピは「成犬用」のみです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
”ワイルド”というくらいなので大型犬用のドッグフードかと思いきや、
現在のところは、小型犬用のドッグフードのみになります。
これもそのうち中・大型犬も出てくるかも!?
ワイルドレシピのラインナップは、いずれもトイプードルが食べることができるドッグフードです。
- 超小型犬〜小型犬用 成犬用 チキン
- 超小型犬〜小型犬用 成犬用 サーモン
- 超小型犬〜小型犬用 成犬用 ラム
- 超小型犬〜小型犬用 成犬用 鹿肉
メインのお肉(魚)の好みで選ぶ形になります。
ドッグフードはチキンが主原料となっているものが多いですが、
チキンが好きではない子など、同じ銘柄の中で主原料のお肉を変えることができるのは、嬉しいです。
ワイルドレシピは、実際にくーが食べた様子も合わせて、こちらの記事に詳しく書きました。
参考:【ワイルドレシピ】新商品「ワイルドレシピ」の評価レビューとおすすめ度
シュプレモとワイルドレシピの違いまとめ
- シュプレモ・・・野菜やフルーツが豊富
- ワイルドレシピ・・・グレインフリー(穀物不使用)
簡単にいうと、こういうことになります。
ちなみに、野菜やフルーツが豊富でさらに、グレインフリーという
いいとこ取りのドッグフードが、「カナガン」「モグワン」「極」になります。
参考:【必見】グレインフリーのドッグフードランキング2018! 国産より輸入が優れている理由
「シュプレモ」管理人のおすすめ度☆*・゜
4.0 / 5点

この点数をつけた理由
プラス評価・・・お野菜や果物が豊富
マイナス評価・・ビートパルプ、タンパク加水分解物を使用しているのが惜しい!
*1袋あたりのコスト・・・1,806円/1kg(店舗によって異なる)
*1袋をたべきる期間・・・16日(1回30gを朝晩2回あげる計算)
*1日あたりのコスト・・・112円