ニュートロ社から出ているナチュラルチョイスとシュプレモ。
それに今年に入って、新しくワイルドレシピというシリーズが加わりました。
シュプレモとワイルドレシピについては、『【シュプレモとワイルドレシピ】違いは何? 』書きましたので、今日はナチュラルチョイスとシュプレモの違いを比較していきます(`•ω•´๑)
もくじ
ナチュラルチョイスとシュプレモの違い
ナチュラルチョイスとシュプレモの違いを一言でいうと、野菜や果物が豊富に入っているか。
オーソドックスなのがナチュラルチョイスで、野菜や果物が豊富なのがシュプレモです。
ナチュラルチョイス、シュプレモともに、原産国はアメリカです。
ナチュラルチョイスの特徴
ナチュラルチョイスは、毛並みや皮膚の健康維持に配慮されたフードで、主原料は、チキン、ラム、鹿肉、フィュシュ(ニシン)、サーモン、ダックの6種類です。
厳選された素材をつかうということで、消化吸収の手助けにもなるそうです。
また、「プレミアムチキン」、「プロテインシリーズ」、「スペシャルケア」という3つのステージにも分かれているのですが、かなり種類が多すぎて、実際に買う立場からすると「いったい、どれを選んだらいいの?」と、とても分かりづらいと思いました。
ちなみに成犬3キロのトイプードルに該当するドッグフードは・・・・
- プレミアムチキン 「チキン&玄米」成犬用
- プレミアムチキン 「チキン&玄米」エイジングケア
- プロティンシリーズ 「ラム&玄米」成犬用
- プロティンシリーズ 「ラム&玄米」エイジングケア
- プロティンシリーズ 「鹿肉&玄米」成犬用
- プロティンシリーズ 「フィッシュ&玄米」成犬用
- スペシャルケア 「チキン&玄米」避妊・去勢犬用 成犬用
- スペシャルケア 「チキン&玄米」避妊・去勢犬用 エイジングケア
- スペシャルケア 「ラム&玄米」減量用 成犬用
- スペシャルケア 「チキン&玄米」体重管理用 成犬用
- スペシャルケア 「チキン&ヒヨコマメ」糖の吸収の健康維持(低GI)穀物フリー 成犬用(終売予定)
- スペシャルケア 「サーモン&ヒヨコマメ」糖の吸収の健康維持(低GI)穀物フリー 成犬用(終売予定)
(2017年6月現在)
その数、実に12種類!
いくらなんでも多すぎでしょ。
これ、3キロのトイプードルが食べる可能性のあるものだけに絞っているので、実際は中型犬用とか子犬用とか合わせると、ナチュラルチョイスの銘柄で販売されているドッグフードは、21種類にも及びます。(2017年6月現在)
ナチュラルチョイスの成分を見てどんな物が配合されているかチェックしたいところなんですが、まず私が気になったのは「エイジングケアて何?」てことです。
エイジングって、アンチエイジングのエイジング?
女性の化粧品の時によく聞く、「シミ」「たるみ」「シワ」のあれでしょうか・・・?
ナチュラルチョイスのドッグフードは、「成犬用」と「エイジングケア用」と分かれて、販売されています。
なのでまずは、同じシリーズの成犬用とエイジングケア用の違いを見ていきたいと思います。
プレミアムチキン 「チキン&玄米」成犬用の成分
・チキン生肉
・乾燥チキン
・玄米
・オートミール
・粗挽き米
・米糠
・エンドウタンパク
・鶏脂*
・ビートパルプ()
・タンパク加水分解物()
・ひまわり油*
・大豆油*
・マリーゴールドミール
・ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、イノシトール、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)
・ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)
・アミノ酸類(タウリン、メチオニン)
・酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
・緑茶抽出物
・スペアミント抽出物
※ビートパルプについてはこちら⇒【コレだけは覚えて!】ドッグフードに入っている危険な添加物の名称。
引用:http://www.nutro.jp/products/natural/dog/tb_adult_c_br/
※()・・悪いとまではいえないが、あまり好ましくないもの
※()・・好ましくないもの
プレミアムチキン 「チキン&玄米」エイジングケアの成分
・チキン生肉
・乾燥チキン
・玄米
・粗挽き米
・米糠
・エンドウタンパク
・オートミール
・ビートパルプ()
・鶏脂*
・タンパク加水分解物()
・ひまわり油*
・大豆油*
・フィッシュオイル*
・ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)
・ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)
・アミノ酸類(メチオニン)
・酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
・緑茶抽出物
・スペアミント抽出物
引用:http://www.nutro.jp/products/natural/dog/senior_chicken_rice_small/
※()・・悪いとまではいえないが、あまり好ましくないもの
※()・・好ましくないもの
黄色くしたところが、それぞれにしか入っていない成分です。
つまり、
「成犬用」に入っていて、エイジングケアに入っていないのが、ビタミンC・イノシトール・タウリン
「エイジングケア」に入っていて、成犬用に入っていないのが、フィッシュオイル。
HPをもう一度よく読むと、エイジングケアというのは、「7歳からのシニア犬」と小さく書かれていました。
だったら普通にシニア用と書いてくれたほうが、よっぽど分かりやすいのですが・・・^^;
つまり、成犬用とエイジングケア用というのは、7歳以上か7歳未満かの年齢で決めてよいようです。
ナチュラルチョイス、ちょっと分かりにくいです・・
成分を見る限りでは、悪くない商品に見えますね。
穀物が入っているものの、国内産のトウモロコシと違って栄養価の高い穀物を使用しています。
オートミールは、オーツ麦を食べやすく加工したもので栄養価も高いです。
最近ではシリアルや健康食品でも聞く名前ですよね。
でも、ニュートロ社のドッグフードでお馴染みの2つのNG成分である「ビートパルプ」と「タンパク加水分解物」はナチュラルチョイスももれなく入っています。
この2つのNG成分以外は悪くはないのですが、やはりお野菜やフルーツなどの天然の原材料が欲しいかな〜。
ナチュラルチョイスの粒の大きさ
私にとってナチュラルチョイスはあまり魅力的でないため、我が家は、ナチュラルチョイスを買ったことはないのですが、ちょうどサンプルで頂いたので、フードの粒の写真を撮りました。
こちらは、「小型犬用 チキン&玄米 エイジングケア」になります。
ワイルドレシピよりも小粒で、四角いサイコロ状でした。
ナチュラルチョイスには、穀物不使用のドッグフードもある
ナチュラルチョイスのシリーズには、穀物不使用のドッグフードもあります。
「スペシャルケア 糖の吸収の健康維持(低GI)」というものです。
もしもナチュラルチョイスで穀物の入っていないドッグフードを買うなら、
・スペシャルケア 「チキン&ヒヨコマメ」糖の吸収の健康維持(低GI)穀物フリー 成犬用
・スペシャルケア 「サーモン&ヒヨコマメ」糖の吸収の健康維持(低GI)穀物フリー成犬用
の2つしかありませんが、これらは終売予定です。(2017年6月現在)
スペシャルケア 「チキン&ヒヨコマメ」穀物フリー 成犬用の成分を見てみましょうか。
スペシャルケア「チキン&ヒヨコマメ」糖の吸収の健康維持(低GI)穀物フリー成犬用の成分
・チキン生肉
・乾燥チキン
・ヒヨコマメ
・乾燥ラム肉
・乾燥ポテト
・鶏脂*
・エンドウタンパク
・エンドウマメ
・アルファルファミール
・タンパク加水分解物()
・ひまわり油*
・ビートパルプ()
・ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)
・ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)
・アミノ酸類(メチオニン)
・酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
・緑茶抽出物
・スペアミント抽出物
引用:http://nutro.jp/products/natural/dog/adult_chicken_chickpea_small/
※()・・悪いとまではいえないが、あまり好ましくないもの
※()・・好ましくないもの
[char no="2" char="くーmama"]あれ?この原材料、どっかで見たような気がする・・・?[/char]
と思ってワイルドレシピを見たら・・・・
見事に原材料全く同じじゃん!!
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ちなみに、
「スペシャルケア 「サーモン&ヒヨコマメ」糖の吸収の健康維持(低GI)穀物フリー成犬用」と、
「ワイルドレシピ サーモン」も、成分ほぼ一緒でした。(生サーモンか、サーモンの違いだけ)
ワイルドレシピは、全くの新商品だと思っていたので、この時はさすがに衝撃を受けました。
そして、シュプレモとワイルドレシピに関しては
それなりに気に入っているフードだっただけに、かなりショックを受けましたね・・・。
シュプレモは野菜やフルーツが豊富
こちらのの記事で書いたとおり、シュプレモは自然素材を売りにしているドッグフードです。
参考:【シュプレモ】シュプレモとワイルドレシピの違いとは? シュプレモの成分とおすすめ度
ナチュラルチョイスとの違いは、野菜や果物が豊富に入っているかです。
シュプレモの中身は、完熟トマト、チキン、ラム、サーモン、カンジュクザクロやブルーベリー、クランベリーなどおいしそうな組み合わせで作られています。
自然素材をふんだんにいれることで、相互作用が生まれ、健康維持や免疫力を保つ抗酸化作用など、愛犬の健康維持を毎日の食事でカバーできるということなんだそうです。
ただ、ナチュラルチョイスにもシュプレモにも、ビートパルプの他にタンパク加水分解物も入っています。
タンパク加水分解物というのは、簡単に言うと旨味を出すために作られた人工的なもの。
食いつきをよくするために入れていると思われます。
タンパク加水分解物は、人間の食べ物にも入っているため「絶対にNG」というほどの成分ではありませんが、飼い主としてはできることなら避けたいという感じの位置付けです。
ナチュラルチョイスとシュプレモの違いまとめ
ナチュラルチョイスもシュプレモも、ワイルドレシピも、若干の違いがあるものの、どれが良くてどれが悪いといった分け方ができるものではなく、栄養面的には、はっきり言ってそんなに大差はありません。
簡単にいうと、
オーソドックスなのがナチュラルチョイス、野菜果物豊富がシュプレモです。
(ちなみに、穀物不使用がワイルドレシピ)
NG成分であるビートパルプとタンパク加水分解は、いずれにも入っています。
どうしてニュートロ製品にはビートパルプが入っているの?
ところで、なぜニュートロ社のドッグフードには、栄養の全然無いビートパルプを入れるのでしょう・・・?
ドッグフードにビートパルプを入れるということは、人間側のメリットしかありません。
- 企業側には、「ドッグフードをカサ増しできる」いうメリット
- 飼い主さん側には、「やわらかいうんちが解消しているように見える」というメリット
でもそのしわ寄せは、ワンちゃん本人にきます。
飼い主にとっては、うんちの処理がしやすくて楽になったように見えても、
薬品の残りを体に入れていることで、ワンちゃんの体にとって、決して良いものではありません。
かたくなったうんちが体内にとどまっている時間が多くなるため、うんちが臭くなるという声も聞きます。
上に書いた12種類のナチュラルチョイスのドッグフードのうち、ビートパルプが入っていないフードを調べてみたところ、
・プロティンシリーズ 「ラム&玄米」成犬用
・プロティンシリーズ 「鹿肉&玄米」成犬用
・プロティンシリーズ 「フィッシュ&玄米」成犬用
この3種類だけでした・・・。残念。
じゃぁビートパルプとタンパク加水分解が入っていないドッグフードはどれ?
↓ ↓ ↓
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「ナチュラルチョイス」管理人のおすすめ度☆*・゜
4.0 / 5点
この点数をつけた理由
プラス評価・・・穀物が使われているが、良質なもの
マイナス評価・・ビートパルプなどのNG成分が使われている・糖の吸収の健康維持(低GI)穀物フリー成犬用の成分が、ワイルドレシピと同じ
*1袋あたりのコスト・・・1,642円/1kg
*1袋をたべきる期間・・・16日(1回30gを朝晩2回あげる計算)
*1日あたりのコスト・・・102円