で、結局シニアのトイプードルに本当におすすめのドッグフードはどれなの?
トイプードルにとって「シニア期」というのは人生で一番長い時期です。
それなのに良いと思える「シニア」に特化したドッグフードは、多くないです。
というよりも、「シニア」に特化したドッグフードって、難しいんです。
人間だって年をとると、
「目が見えなくなってきた」「足腰が弱くなってきた」「やる気が出ない」など1人1人人症状が異なります。
症状が出てくる年齢も、食生活や生活習慣によって全然違いますよね。
同じようにワンちゃんだって、1匹1匹症状が出てくる年齢が異なるのです。
だから、「7歳なったから、もうシニアです。フードの量を減らしましょう」というのはとても乱暴なやり方だと思うし、
「シニア期にこのフードさえ食べておけば大丈夫」という魔法のようなフードは、
残念ながら存在しないとくーママは考えています。
それを踏まえた上で、シニア犬を育てる上でまず大前提は「予防」。
予防こそが一番大切です。
なので現在既に病気のコは、お医者さんの指示に従って病気の症状にあうフードを選んでください。
今現在健康な子で、シニア対策のためにできることを探している飼い主さんは、
これから書くことを1つの考え方として参考にしてもらえたらなぁと思います。
もくじ
トイプードルのシニア期におすすめの対策
シニア期には毒素を排出する力を促したい。
シニアになると代謝が落ちてきます。
日々体に溜まっていく毒素や、いらないものをを排出する力が衰えくることが考えられます。
それら体内でいらないものを排出しやすくするために足したいものは、まず「水分」です。
水分を足すことで、血液がドロドロになるのを防ぎ、結果的に病気を予防していこうという考え方です。
[char no="3" char="あなた"]「うちの子は、毎日お水飲んでるから大丈夫」[/char]
本当にそれで足りていますか?
水分は、「とりすぎて悪」ということはないです。
不要なものはおしっことして排出するだけですよね?
そしてドライフードには栄養はたっぷりありますが水分が入っていないため、
ドライフードメインの子は、慢性的に水分が不足しています。
ただ、冷たい水道水をどんどん足すと、お腹が弱い子はお腹を下すことがあるかもしれません。
うちのくーもお腹が弱い方なので、毎日スープご飯にするとうんちが緩くなります。
なので、水道水はいつでも飲めるようにしておき、
その他に時々フードにスープなどを入れて食事の時に水分補給していきます。
(水分を加える量はうんちの様子を見ながら、調整しています)
うちのくーで感じたことですが、水分が足りないと涙やけが増えました。
実はくーママ現在産後2ヶ月なのですが、出産直後から1ヶ月くらいめちゃくちゃ忙しくて、
全く余裕がなく、くーにはササッとよそえるドライフードのみを食べさせていたんです。
そして、先日くーのブラッシングをしていて気がついたんですが、・・・涙やけしてる!!
毎日置いてあるお水は飲んでいて、おしっこもうんちもいつもと変わらなかったので、油断していました。
でも、今思うことは、ドライフード+水道水だけではやはり水分が不足していて、
たんぱく質がきちんと排出できていなかったんだろうと思います。
とくに秋冬は夏のように暑くないので、人間同様にワンちゃんもお水の飲みが少なくなる気がします。
良いドッグフードは動物性たんぱく質が豊富なので、水分補給はしっかりと行ったほうがいいです。
(良いドッグフードはたんぱく質が豊富なら、安いドッグフードの方がいいんじゃない?という考えは論外ですよ。安いドッグフードは、粗悪な原材料が入っているため、そもそも選択の候補にもあがりません)
これはどのドッグフードでも絶対に必要です。
ドライフードにスープを足したり、お肉やお魚、お野菜からも自然に水分はとれます。
私がよくやるのは夕飯に鶏肉を使った日に、
鳥の皮と細かく刻んだお野菜をコトコト柔らかく煮て、スープにしています。
その上で、食物繊維などで解毒を促すこともおすすめです。
(これはサツマイモなどが入っているドッグフードなら、フードで賄えますね)
シニアになって運動量が減ってきたら、肥満にならないようにカロリーコントロールする
肥満は人間と同じように犬にとっても命取りになりかねません。
太ってしまうと、体の様々な臓器に負担がかかるからです。
成犬時と同じ量を食べている場合、シニアになって運動量が減れば、
カロリーがオーバーしてしまうのは当然のことです。
だからといって、運動量が減ったから単に量を減らせばいいということではなく、
カロリーを落としつつ、必要な栄養素をきちんと取ることが大切です。
さらに「健康に良いから」と美味しくないものを食べさせるのは、
せっかく長生きしてもつまらないことなので、
できれば食べるものには愛犬が満足する工夫をしたいです。
だっていくら長生きのためとは言っても、与える量が少なすぎて常に空腹状態だったり、
おいしくないフードを食べ続けるだけの人生なんて、悲しすぎませんか?
私だったら嫌です。
なので、ローカロリーなのに、美味しくてお腹も満腹。これが理想です。
その為に成犬時に食べていたものよりもカロリーを押さえたフードに変更するのは良いと思います。
でももっと良いのは、愛犬の好きなフードを続ける工夫ができたら最高ですよね。
うちのくーで言えば、カナガンが好きなんです。
これは動物性たんぱく質が豊富。
シニア犬にはちょっと豊富すぎるくらいかなとも思います。
なのでカナガンを少なめによそってトッピングで調整したり、
他のフードとローテーションさせることで好きなフードを体に負担なく食べ続けられるようにしています。
では次に、カナガン・ピッコロ・モグワン・ナチュロルを
「シニア犬」という視点でくらべてみたいと思います。
シニア犬からみたドッグフード比較
シニア犬から見た主原料
カナガン | 骨抜きチキン生肉26%・乾燥チキン25% |
ピッコロ | 骨抜きチキン生肉(31%)・骨抜き生サーモン(20%)・乾燥チキン(13%) |
モグワン | チキン生肉(20%)・生サーモン(11%)・乾燥チキン(11%) 乾燥サーモン(7%)・チキングレイビー(2%)・サーモンオイル(2%) |
ナチュロル | 新鮮牛生肉・新鮮鶏生肉・新鮮馬生肉・新鮮魚生肉 |
成分でいうと、お肉だけではなくお魚がはいっているピッコロ、モグワン、ナチュロルが優勢です。
お魚が入っている方が、血液サラサラ効果が狙えるからです。
シニア犬から見た関節維持成分
カナガン |
グルコサミン(1,000mg/kg) |
ピッコロ |
グルコサミン(1,780mg/kg |
モグワン |
グルコサミン(178mg/kg) |
ナチュロル | 記載なし |
関節維持成分は、ピッコロが一番入っていますね。
カナガンも多いです。
シニア犬から見た、カロリー・たんぱく質・脂質
カナガン |
361.25kcal/100g中 |
ピッコロ |
355kcal/100g中 |
モグワン |
344kcal/100g中 |
ナチュロル | 400kcal/100g中 粗たんぱく質23〜27% 粗脂肪7〜9% |
たんぱく質でみると、シニアにはモグワン、ナチュロルあたりががたんぱく質の量が多すぎずいいんじゃないかなと思っています。
このように一覧で比べてみると、フードによって特徴があり、
以前の記事でも書きましたが、結局一長一短なんですよね。
だから、私がおすすめするのは、1種類固定ではなくやっぱりフードのローテーションです。
1日1日の摂取量で考えるのではなく、半年とか1年単位で考えます。
すると、1種類のフードだと偏ってしまっていた栄養素が、まんべんなく行き渡り、
トータルとして色んな栄養素が入ることで健康力の底上げになります。
また、くーを見ていて思うのですが、いくら好きなフードでも同じものを食べ続けていくと、
どうしたって飽きてしまって食いつきが悪くなります。
「凄い食べるじゃん!これで行こう!!」と思っていたのに、
1袋食べきる頃には飽きてしまって食べなくなったという経験、飼い主さんなら経験あるのでは?
特にトイプードルは、食べることに執着しない子が多いとも聞きます。
何でもかんでもガツガツ食べるということは少なく、飼い主である私たちは、フード選びに頭を悩ませられがちです。
うちのくーも小さい頃は全然食べなくて苦労しました。
銘柄を変えてもトッピングしても、完食したことはありませんでした。
それが、カナガンに初めて変えた時のあのガツガツとした食べっぷり。
あの姿は今でも忘れられません。
でもそんなカナガンだって、カナガンだけずーっとあげていたら、そのうち食べなくなるかもしれないです。
だって私だってケーキが好きでも、毎日は無理ですもん。
くーもそれと同じなのかな〜なんてw
幸いカナガン、ピッコロ、モグワンは同じ販売元です。
定期コースでも割引率を維持したまま銘柄の変更が可能です。
ネットで定期コースで販売しているドッグフードは、
たいていはお届け間隔を長めに設定することができたり、休止したり再開したりが簡単に出来ます。
具体的なローテーションの仕方は、
原材料や成分分析値を見て異なるものを選んで行くと失敗は少ないと思います。
最低限、NG成分が入っていないかを確認し、主原料が違うものをチョイスしてみてください。
あまり細かいことは考えずに、この2点だけ気をつけるだけでも、ローテーションの意味はあります。
「そんなこと言っても分かんないよ!」という場合には、
くーママおすすめと、くーの食いつきもよかったら参考にしてみてください(*´∀`*)ノ。+゜*。
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